サービス管理責任者や、児童発達支援管理責任者になるためには、実務経験要件を満たし、所定の研修を受講する必要があります。どのような研修が必要かわかりにくいと感じていませんか？

本記事では、兵庫県のサビ管・児発管に必要な研修についてまとめました。

兵庫県のサービス管理責任者･児童発達支援管理責任者 基礎研修について

令和6年度の基礎研修は以下のようになります。

サビ管･児発管の基礎研修の概要

出典：サービス管理責任者研修・児童発達支援管理責任者研修（兵庫県）
出典：社会福祉法人兵庫県社会福祉事業団
出典：株式会社中川（東北福祉カレッジ）
出典：明石市

サビ管･児発管の基礎研修の受講資格･要件

兵庫県では、以下の通りの条件を受講対象者としています。

(1) サービス管理責任者
障がい者総合支援法に基づいて、障がい福祉サービスのいずれかを実施する指定障がい福祉サービス事業所などで、サービス管理責任者として従事しようとする方。

(2) 児童発達支援管理責任者
児童福祉法に基づいて、障がい児通所支援のいずれかを実施する指定障がい児通所支援事業者、もしくは障がい児入所支援を実施する指定障がい児入所施設で、児童発達支援管理責任者として従事しようとする方。

研修受講は、兵庫県外の申込みも受け付けていますが、兵庫県内の事業所が優先のため、必ず受講できるわけではない点にご注意ください。

また基礎研修は、オンラインで講義が行われるため、インターネット環境の準備が必要です。

必要な実務経験は下記のようになります。

基礎研修受講に必要な実務経験の要件

出典：兵庫県サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者基礎研修（社会福祉法人 兵庫県社会福祉事業団）

サビ管・児発管について詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

サビ管・児発管の基礎研修の事前課題

基礎研修の事前課題は以下のようになります。

事例資料を読む際は、過去・現在・未来と時系列を押さえつつ、本人の希望や強みについて理解しましょう。

出典：兵庫県サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者基礎研修（社会福祉法人 兵庫県社会福祉事業団）

兵庫県のサービス管理責任者･児童発達支援管理責任者 実践研修について

令和6年度の実践研修は以下のようになります。

サビ管･児発管の実践研修の概要

出典：サービス管理責任者研修・児童発達支援管理責任者研修（兵庫県）
出典：社会福祉法人兵庫県社会福祉事業団
出典：株式会社中川（東北福祉カレッジ）
出典：明石市

サビ管･児発管の実践研修の受講資格・要件

実践研修の受講対象者は以下①～③のいずれかに該当する人です。

①サービス管理責任者又は児童発達支援管理責任者基礎研修の修了後、研修開始日の前日までに、相談支援業務又は直接支援業務の実務経験が、通算して2年以上を満たす人。

②実務経験が通算して6ヶ月以上であり、以下の【要件1～3】をすべてを満たす人。

③平成30年度以前にサービス管理責任者等研修を修了した者であって、相談支援従事者初任者研修1日目・2日目（合同講義）を修了している人。
令和5年度末までにサービス管理責任者等更新研修を受講していない人。

また、明石市開催の研修のみ、以下①～②のいずれかに該当する人です。

①過去に明石市が実施したサービス管理責任者又は児童発達支援管理責任者基礎研修の修了後、実践研修開始日の前日までに、相談支援業務又は直接支援業務の実務経験が、通算して2年以上を満たしている人

②過去に明石市が実施したサービス管理責任者又は児童発達支援管理責任者基礎研修を修了した人で実務経験が通算して6ヶ月以上であり、以下の要件1～3全てを満たす人。

研修受講の申込みは、兵庫県外の事業所勤務の方も受け付けていますが、兵庫県内の事業所を優先するため、必ず受講できるわけではない点にご注意ください。

サビ管・児発管の実践研修の事前課題

実践研修の事前課題は以下のようなものです。

また、事前課題は空欄や文章が極端に少ないと研修受講できない場合もあるため、項目は全て埋めるようにしましょう。
また、事前課題の中には利用者様の事例を使って作成するものもあるため、利用者様の個人情報に注意しながら課題に取り組みましょう。

出典：兵庫県サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者実践研修（社会福祉法人 兵庫県社会福祉事業団）

兵庫県のサービス管理責任者･児童発達支援管理責任者 更新研修について

令和6年度の更新研修は以下のようになります。

サビ管･児発管の更新研修の概要

出典：サービス管理責任者研修・児童発達支援管理責任者研修（兵庫県）
出典：株式会社中川（東北福祉カレッジ）

サビ管･児発管の更新研修はいつまでに受ければいい？

更新研修は、実践研修もしくは更新研修修了した後、5年ごとに受講する必要があります。
更新研修を受講しないとサビ管・児発管としての資格を保有できなくなるので注意しましょう。

更新研修の受講期間の数え方は、修了年度を起点とします。
起点となる年度の翌年度から5年度毎に１回更新研修の受講が必要です。

例えば、昨年度までに1回更新研修を修了された人は、受講した更新研修修了年度の翌年度から5年度の間に受けることとなります。

まとめ

兵庫県のサビ管、児発管に必要な研修についての詳細情報をまとめました。
都道府県ごとに研修日程や費用などが異なりますので、ご自身の働いている事業所の対象エリアでの研修情報を正しく把握し、認識に間違いが無いよう注意してください。

ケア人材バンクでは、サビ管･児発管の方の転職サポートや、ご相談など無料で行っております。サビ管や児発管専門のキャリアパートナーが担当いたしますので、業界知識も豊富で安心してご利用いただけます。
今すぐ転職するわけではないけれど「自分の市場価値を知りたい」「転職について何もわからないので相談したい」という方も是非ご登録ください。