本記事では、精神保健福祉士のダブルライセンスについてご紹介します。
ダブルライセンスのメリットやおすすめの資格、業務内容など徹底解説していきますので、自分に合った資格を見つけて、キャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。
目次
精神保健福祉士がダブルライセンスを取得するメリット
精神保健福祉士がダブルライセンスを取得することで、自分のスキルがアップし活躍の場が広がるなど、メリットは多くあります。
スキルアップと新たなキャリアの可能性
ダブルライセンスにより、専門性の高さと幅広い知識を武器に、スキルアップと新たなキャリアの可能性が見込めます。
具体的には以下の通りです。
- 専門性の高い知識と高度で幅広いスキルの習得により、高いレベルでの業務を遂行できる
- 管理職や指導者など今後のキャリアアップに役立つ
- 独立や開業など可能性が広がる
- 研究や教育分野への挑戦も
ダブルライセンスを持つことで自分の引き出しが増え、より高度で広範なサービスを提供できます。
それにより、自分のスキルアップやキャリアアップにつながります。
今後の転職で職種の選択肢が広がる
ダブルライセンス取得により、転職における職種の選択肢も広がります。
職種の選択肢、働き方の幅が広がるため、多様な職場への転職を視野に入れるできることができ、精神保健福祉士だけでは働けないような職場への転職に挑戦できるなど、可能性が広がります。
ダブルライセンス取得で給料がアップの可能性も
ダブルライセンスを取得することで、給料がアップする可能性があります。
職場によっては特定の資格を持つことで、より高い給料が提示されたり資格手当がもらえたりすることもあります。
施設によっては、1つの資格ごとに手当がつく場合もあります。
また、専門性が高く多様な業務が可能になるため、キャリアアップのチャンスも生まれます。
管理職につくなど役職が上がれば上がるだけ、それに見合った高い給料が期待できます。
市場価値の向上
ダブルライセンスにより、市場価値が向上し、就職や転職時において大きなアドバンテージになります。
チーム医療や多職種連携における重要性が高まっている中、専門性の高いダブルライセンスがあることで人事の目に留まりやすく、転職において有利になる可能性もあります。
特に病院、福祉施設、地域社会の支援機関での需要が多いです。
また、資格や地域にもよりますが、高齢者施設や障がい者施設では「配置基準」が設置されているため、ダブルライセンスにより1人で2つ基準を満たすことのできる人材を確保したいという職場では、その価値がさらに上がります。
精神保健福祉士として提供できる生活支援、就労支援を含む社会復帰、家族への支援などに加え、各専門の資格による質の高いサービスを提供できるため、優遇される可能性が高いです。
精神保健福祉士と相性の良いダブルライセンス
ここでは、精神保健福祉士と相性の良い資格を5つご紹介します。
ダブルライセンスといっても、ただやみくもに資格を取れば良いわけではありません。
せっかく取得するのであれば、今後の仕事に活かせる精神保健福祉士と相性の良い資格に挑戦しましょう。
社会福祉士
精神保健福祉士の人が持っているダブルライセンスの中でも、比較的割合が高いのが社会福祉士です。
福祉分野における全般的な相談援助を行い、幅広い分野で活躍しています。
業務は対象者の生活支援、経済的問題や就労支援など社会復帰の手助け、制度やサービスのアドバイスなど職場によって異なりますが、いずれも様々な機関や職種との連携が必要不可欠です。
施設形態 | 主な業務内容 |
---|---|
病院などの医療機関 | 入転院の相談、療養生活の相談、退院後の生活援助、制度やサービスの紹介、社会的・経済的問題の解決等社会復帰の調整。 |
障がい者福祉施設 | 施設内での生活の相談、就労のための面接訓練、職場探し、就労後の相談。※身体的な介護をすることもある。 |
高齢者福祉施設 | 高齢者やご家族が安心して施設を利用できるようなサポートや、退所後の生活環境や経済的な相談。 ※身体的な介護をすることもある。 |
児童福祉施設 | 児童の精神的ケアや、保護者様と今後の生活についての相談。 |
教育現場 | 生徒が学校生活や家庭で抱えている問題の解決。 ※心理的サポートをするスクールカウンセラーとは違い、主に環境面でのサポートをする。 |
行政機関※ | 高齢者の権利擁護、地域のネットワークづくりといった包括的・継続的なケアマネジメント、介護全般の相談。様々な問題を抱えた人への自立に向けた助言や援助。地域住民への福祉六法に関わる相談全般。 |
※地域包括支援センター・社会福祉協議会・福祉事務所など
社会福祉士には以下のようなスキルが求められます。
必要なスキル | 理由 |
---|---|
情報収集 | 法律や制度など、常に更新されていく情報を過不足なく伝えるために、常にアンテナを張って正しい情報をキャッチしていくスキルが求められる。 |
コミュニケーション能力 | 相談者様の話を聞くだけでなく、関係機関、多職種との連携が不可欠な社会福祉士は、相談者を中心とした関係者すべての仲介役をする。問題解決のためそれぞれの立場を尊重しつつ、意見を上手く取り入れながら情報共有をして信頼関係を築いていく必要がある。 |
対人援助スキル | 受容・共感をしながらアセスメントをし、問題解決の具体的な方法を考えていく仕事である。個人を尊重し相談者の自立を支援していくためには、対人援助のスキルも欠かせない。 |
介護福祉士
高齢化にともない、高齢者福祉施設を中心に需要が拡大している介護福祉士。
現場によって求められるスキルが変わることもありますが、いずれも体力勝負な仕事です。
施設形態 | 主な業務内容 |
---|---|
高齢者福祉施設 | 食事や風呂、排泄などの身体介助や衛生管理、リハビリ。 |
障がい福祉者施設 | 身体介護や生活援助、機能維持・回復のためのリハビリやレクリエーション。理学療法士や言語聴覚士などと連携しサポート。 |
病院 | 患者様の食事や着替え等身の回りの世話。寝たきりの患者の体位交換など看護師の補助業務。 |
介護福祉士には以下のようなスキルが求められます。
必要なスキル | 理由 |
---|---|
コミュニケーション能力 | 利用者様やそのご家族の要望を聞いたり、気持ちに共感して関係を円滑に進めるためには、コミュニケーション能力が欠かせない。 |
観察力 | 心身の変化に誰よりもいち早く気づいて対応するために、観察力が必要。 |
自己管理 | 身体介助が主な介護士には体力がないと務まらない。施設によっては変則勤務なため、体調を崩しやすい人にも難しく、健康でいられる人の方が長続きしやすく、需要もある。 |
公認心理師・臨床心理士
公認心理師、臨床心理士のダブルライセンスも、社会福祉士と同様に活躍できる現場が広がります。
施設形態 | 主な業務内容 |
---|---|
病院などの医療機関 | 精神疾患を抱えていたり、病気・ケガなどで精神的不安を抱えている患者さんやご家族へのメンタルケア。 |
保健所・精神保健福祉センター | 乳幼児の発達相談、家庭内トラブル、薬物依存症の相談。 |
教育現場※1 | いじめや不登校といった生徒自身の悩みや、子育てや家庭環境を含む保護者様の相談、教職員の心理的相談、カウンセリング。 |
一般企業や産業・労働機関※2 | 従業員の過労やいじめなど職場での悩みやうつ症状に対するカウンセリングやメンタルヘルス教育、回復後のアフターフォロー。 職業への適正問題の解決。 |
福祉施設※3 | 児童の心身の発達に関する悩みや子育ての相談、障がい者や高齢者、そのご家族の心理的支援。 |
司法機関※4 | 犯罪加害者、被害者の心のケアや更生に向けた援助、出所後の心の健康のケア。他にも少年事件・家庭事件に関わる。 |
※1.小中高の相談室、教育委員会、公立教育相談機関
※2.企業内の健康管理センターや従業員援助プログラム機関、公共職業安定所
※3.児童相談所や障がい者福祉施設、老人福祉施設
※4.家庭裁判所や少年院、少年鑑別所、刑務所、保護観察所
心理士には以下のようなスキルが求められます。
必要なスキル | 理由 |
---|---|
コミュニケーション能力 | 相談者様が話しやすい環境や雰囲気づくりに努め、壁を作ってしまう方から本音を引き出したり、自分の気持ちを言葉にすることが苦手な方の気持ちを汲み取る能力が必要。 |
他人への興味 | 「役に立ちたい」といった思いがある人や、自分とは異なる価値観を受け入れられる人、他者の気持ちに寄り添うことのできる人に向いている。 |
精神的なタフさ | 重い話に耐え、なおかつ感情移入をしない強さが必要。また、八つ当たりをされてしまうことも少なからずあるため、そういった場面でも平静を保ち自分の感情をコントロールすることも大切。 |
観察力 | 信頼関係ができるまでは、相談者様が発した言葉だけですべてを理解することは困難。表情や仕草、声のトーンや身なりまで、しっかり観察してこそ読み取れることがある。 |
仕事と資格取得両立のポイント
働きながら資格を取得するというのは、決して楽なことではありません。
忙しい中でも上手く両立ができるように、以下のポイントを参考にしてはいかがでしょうか。
生活リズムを見直し隙間時間を有効活用
多くの社会人は一日8時間労働をこなし、帰宅してからは家事や睡眠に時間を取るとなると、圧倒的に時間が足りないように感じます。
そこで、生活リズムを見直し何にどのくらい時間を使っているのかを把握することで、勉強に使える隙間時間を確保することができます。
休日はもちろん、出勤日も一日ほんの少しでも学習を継続していくことが、合格への第一歩になります。
過去問を優先して学習する
過去問は重要なポイントやこれまでの傾向が分かります。
数年分を何度も繰り返し解くだけでも、知識が増えたり試験本番の流れがつかめますので、時間が足りない人はひたすら過去問を解くことをおすすめします。
適度にリフレッシュの時間を取る
詰め込み過ぎてもストレスが溜まり、頭に入ってきません。
集中力が切れたら無理に続けることはせず休憩を挟んだり、好きなことに時間を使ってリフレッシュすることも大切です。
まとめ
精神保健福祉士におすすめのダブルライセンスについてご紹介しました。
ダブルライセンスを持つとメリットが多く、今後のキャリアアップにつながりやすくなります。
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